ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

勝手にしやがれ

 

勝手にしやがれ [Blu-ray]

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わからーん! いやまあ解説とかを読むとコレが当時いかに革新的な作品だったかが書いてあったりするけれども、今見ると「えーマジでこれが革新的なの?」とか思ってしまうのは、あーそれはつまりその革新が現在のスタンダードになったってことなのかしら? よくわからんけどこの映画の公開が60年、ということはえーと、アカデミー賞は『ベン・ハー』か! 『お熱いのがお好き』とかの年……と考えると、あー、確かにちょっとわかる気がする。モノクロだと時代感覚が良くわかんないよなー『アラバマ物語』とかこの後の作品には思えないもん。

でもまあ、その衝撃がない状況で見て面白い映画かというと、うーん俺は全然しっくり来ないなあ。所々印象に残る映像はあるけれど、まあそれらを一本の作品として面白いと感じる回路が自分の中にはない。鈍すぎである。部屋での男女のぼんやりとした会話が延々これでもかまだ終わらないかと続くのは大変面白かったけど。俺は一体なにを見せられているのだろうと思った。

あと映画とは全然関係ないけれど、改めて『北北西に進路を取れ』のアカデミー賞での泣かず飛ばずっぷりにギョッとした。まあ、『ベン・ハー』相手じゃしょーがないのはわかるけど、ヒッチコックはそういう捉えられ方されてたのだなあ。