ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

永久に美しく…

 

永久に美しく… (吹替版)

永久に美しく… (吹替版)

 

な、なんだこの悪い冗談は……いやまあアイディアとしては判らんでもないのだけれどもこんなしょーもないネタで一本映画作っちゃう? マジで? いやー、正気を疑うわコレ。っていうかそもそも女優の老いってワリとシリアスなテーマをこういう方向で自虐的に題材にするの、確かにブラックユーモアといえばブラックユーモアなんだけど別に笑えないよなあ。ハリウッド女優の美に対するコダワリとかがわかってればもーちょっと理解できたのだろうか、とか思って調べたらえーまじでゴールディ・ホーンこのとき47歳!? うそやろ!? いやー、それ知ってたら見え方全然違ってたわ。マジかよ……そして俺見てるときには全然気づかなかったけどブルース・ウィリスなのか。マジか。如何に自分が人の顔を覚えていないかって話だなこりゃ。

まーしかしそこら辺のキャスティングが生み出す妙とかをほっぽって中身だけ見ると大変な話だよねこれ。いきなりの時間飛ばしは最高にイカレてるし精神病棟の書き方はえーマジであれでいいの? ってなるしセットのつくりは妙に安っぽいし中盤の話はメチャクチャたるいしどんでん返しはどんでん返しになってないしブルース・ウィリスに感情移入するつくりでもないのに追いかけっこやられても微妙だし。エルビスは来るぞ来るぞーと思ったらホントに来て笑ってしまったけど。

まあ下敷きのバックグラウンド含めて女優のキャットファイトを堪能する映画なのだろうなあ……