サリー・ホーキンスってなんか印象に残る役者だよね。そんなにこの人の出ている映画ばっかり見ているわけじゃないけど、でもなんかこの顔印象に残るんだよなー。
なんて思って見始めた本作ですが、いやー、ザ・サリー・ホーキンス劇場って感じですね。終始この主役のゲラゲラ笑いに付き合っている感じ。最初自転車盗まれたところで「お別れの言葉も言ってないのに!」というポジティブシンキングが出た瞬間もう参りましたって感じ。アンタはサーバルちゃんか。いやしかし次のシーンでハッパ? でゲラゲラハッピーでルームメイトのおっぱいの谷間にコンニチワーしてるのを見て「あれもしかしてサーバルちゃんってハッパでハッピー? じゃぱりまんってそういう食べ物?」なんて疑問が浮かんでしまうくらいでございました。
いやまあ面白いのはこの終始ゲラゲラ笑いの人が笑いをなくしてしまった瞬間で、フラメンコのシーンもそうだけど、中盤の謎のホームレスシーンでは突然始まる謎の緊張感にメチャクチャギョッとするし、もちろんクライマックスの教習逆ギレシーンのお芝居も素晴らしい。見入る見入る。
いやまあ映画一本通して考えるとそんな好きでもないんだけど、サリー・ホーキンスは好きになる映画だよなあ。あとソニックがどうなったのか気になる。