CMの雑でブッ飛んでる感じが『スターシップ・トゥルーパーズ』っぽいなーと思ったらそうかなるほどポール・バーホーベンか。リメイクは見たけどリメイク元は洋画劇場とかで適当に眺めたことないし見るかーと全然期待せずに再生したら、あーなるほどはいはいここら辺は原作リスペクトなのねと言うところがわかったりしてなかなか楽しめるのだった。想像してたより全然楽しかった。
この頃の娯楽映画だからなのかもしれないけど、過剰さがとても良い。例えば冒頭の射殺シーンもそうだけど、漫然と派手なシーンを見せるのではなくて、カウントダウンで来るぞ来るぞ来るぞーって溜めてから開催される明らかにオーバーな射殺シーン。「いやここのシーンにこれって必要ないよね?」って圧倒的火力に思わず笑いが漏れてしまう。この感じは悪くないなあ。
あとデトロイドっていう町がなんだかんだ効いていて、廃工場と巨大なビルが隣接して存在する感じとか大変良いし、悪人は当然廃液の中でボロボロになる。ロボコップが警察の包囲から逃げ出すあのシーンも立体駐車場がなければさらにあり得ない感じになっていただろうなあ。いやはや、自動車というのは大変な産業だったのだなあ。