ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

悪魔の人質

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うーん詰まらん。というかこれを楽しく見るには前提知識がなさ過ぎる。悪魔払いについて実際の所を色々学べるかと思ったけど、どちらかというとマラキ・マーティンの生涯を追っかける方がメインで、しかもある程度知識を持っていることを前提にされている感じ。映画『エクソシスト』ですらそこら辺の知識があること当然の語り口だったもんなあ。序盤なんだかよくわからないまま過ぎ去ったバチカン云々の話も、そこら辺のオカルト大好きな人に向けた描き方だよなあ。全編にわたって明確な構成は見えづらく曖昧で仄めかしの物言いに終始していて、これは自分がお客さんじゃなかったなあとはっきり思う。被害者がいるからそりゃ当然なんだろうけど、結局知りたいのはその被害者が無事に悪魔を祓えたかとかそこら辺の話なワケで、完璧にはぐらかされたなあという感じ。4歳幼女が悪魔に取り憑かれて娼婦のような投げキッスとか、いやはや部分部分の証言は面白いんだけど。

いやまあ、色んな人が影響を受けていて確かにカリスマだったんだろうなあというのはわかるんだけど、そもそもこの人が社会一般でどのような位置づけで捉えられているかがよくわからんので単に妖しい詐欺師にしか思えないってのが正直な所で。文化的な差違もあるのかしら。サタンがルシファーが言われても、やっぱり全然ピンとこないよなあ。