ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

 

実は映画館で観ていた映画シリーズ。再生始まっていきなりグルグルレコードで思い出した。しかしなー、思い返すとパク・チャヌク『渇き』とジム・ジャームッシュ『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』と岩井俊二『ヴァンパイア』と、オレ映画館でこういういかにもな映画監督のヴァンパイア映画観てて、いやまあそもそもヴァンパイア映画がこんなにあることにも驚きだけど、それを押さえてる自分もビックリで、しかもどれもあんまり映画館で観た印象がない。みんな個性派な監督だと思うんだけどなー。

でもこの映画が印象に残んなかったのは見返すとまあ頷けるかなとも思う。ストーリーが極薄味なのはこの監督には良くあることだけど、気の利いた会話っていうよりも世界観をたっぷり味わわせることに重点を置いてる感じで、その意味では言語化する物が少ないよねえ。冒頭の陶酔感のあるグルグルカメラもそうだけど、血を飲み込んだときの役者の頭の角度とシンクロするあの見上げカット、すげえ印象に残るよなあ。

でもってアレを見た後からなのかなんなのか、ティルダ・スウィントンが美しくてどーもね。こんな綺麗な感じで歳を取っていく女性の姿を見せられると、あーうん参りましたってなりますはい。

あとこの監督の映画だと良くあることだけど音楽がいいなー。ラストの歌手もそうだけど、主人公がつくったっていう音楽、アレだけ聞いてても全然飽きないわ自分。