ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ

 

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ ([バラエティ])

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ ([バラエティ])

 

あいやあの、まだザッとしか観てないんですが、いやあこの本値段がはるだけあってファン必携って感じですね。ビジュアルの資料だけでも「うおーすげー」って感じですが、インタビューもこれまたこってり濃厚。ちょっとだけ眺めるつもりが気付けばずいぶん時間が経っておりました。

まあ何にせよ冒頭の二稿だったかのメモが全体の指針をバシッと示して曲がってないのが素晴らしく、作品のコンセプトを貫くことって本当に大事なんだなあと痛感させられます。集団作業の中で守るべき箇所が明確になっているから、有限の資源の中で取捨選択ができるんだろうなあ。ラストの監督インタビューでも、監督のコスト意識が常に頭の中にあったんだろうなあ、というのが窺えるのも大変面白かったです。エヴァとはちがうよねエヴァとは。しかし勝利条件を明確に作って東宝との予算バトルなんて芸当、このくらい実績ある監督じゃないと難しいのかなあ。

あと、インタビューの行間から漂ってくる「あー撮影時にすげえバトルがあったんだろうなあ」って感じが異常。言葉の端々から樋口監督がすげーがんばったろうなあというのがありありと想像できてしまいます。