ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

完全版 BiSキャノンボール 2014

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1年の締めくくりがこれでいいのか? いいのか? うん、まあいーんじゃないかな。ということで万を持してBiSキャノンボール。しかも完全版を見るのだった。

いやーとにかくみのる説法。すごいよ説法。それに尽きる。頭おかしい。普通の人間あんなことできない。白んでいく空のジリジリ感が直視できない。なんだ、なんなんだアレは。やっぱAV監督なんて常識人にはつとまんねーんだろうなあ。

作品的にはもうあそこが山場、というのは仕方ないことで、テレクラキャノンボール2013みたいな奇跡展開が頭のどこかにあったのはちょっともったいなかったか。とはいえ後半に進むにつれて疲労の溜まっていく展開は当然の報いとも言えるわけで、そこから逆説的にアイドルの業とでも呼ぶべきものが剥き出しになっていくのは圧巻だよなー。なんだろう、『マン・オン・ザ・ムーン』とか思い出す感じ?

アイドルは何の特技もない普通の女の子にマイク持たせることでテレビの前に立てるという仕組みそのもの、みたいな話をどっかで聞いたことがあって、つまりはカリスマを創り出すシステムで中心は空っぽ、みたいなことだと理解してるんだけれども、いやーホントにそういうのがバチンと伝わってくる作品。実物があるかどうかもわからない理想のアイドル像を巡って、欲望と欲望と欲望がなんだかよくわからないスピードでぐるぐるぐるぐる回ってる感じ。AV監督たちはそれぞれやっぱり矜恃と独特の世界感がある人たちなわけだけれども、それでも余所者として彼女たちと接したときに、押し切られてしまうもんなあ。

いやー、アイドルってすげーわ。