ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ストリートファイター

 

ストリートファイター [DVD]

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歳を取ってからの殴り合い映画は難しいなあ。真っ先に思い出すのは『ロッキー・ザ・ファイナル』だけど、あの映画もそこら辺のリアリティ作りには結構苦労していた印象がある。この映画でも冒頭「じいさん」呼ばわりされてロートルであることが示されるんだけど、映画を観てる限りあんまりそういう老いは感じられないんだよなあ。本人の動きは結構素早いしスタミナもある感じだし体もそこそこできてる。でも一番の問題は敵が若そうに見えないことかもしれない。この世界、強さに体格も年齢もそんなに強さと関係なくね? ってかラスボスの立て方ちょっと間違ってない、これ?

主人公がニヒルで強いウーンマンダムに死体のは大変よくわかるのだけれど、キャラクター付けに説得力がないのはちょっと辛いなあ。「金のため」と口先だけで言っているのはわかったけど、それじゃあその本心はどこにあるのだろうか? ストイックなのかなあと思って見てたら突然女を口説きに珈琲おごったり、最後にいきなり「ネコをよろしく」とか言われてもなんの冗談かと思ったよ。

ちょっと説明的で見入るのが辛い格闘シーンも含めて、大変牧歌的というかなんというか。冒頭の汽車のシーンがとても良くて、ちょっと期待しすぎたのかもしれない……