ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ライトスタッフ

 

ライトスタッフ 製作30周年記念版 [Blu-ray]

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あ、これ映画の教科書で見たシーンだ! というのはたくさんあって、すげえちゃんとした映画だなーという感じがする。冒頭から映像も凝ってる感じで、ローキー逆光連発の冒頭シーンは作品のトーンをガツッと決めるし、ソ連ロケット開発シーンの映像はキレキレだし、スーパーローアングルのフォローカメラで印象づけて省略するとかもうたまらん。歴史をバックグラウンドに実際の映像織り交ぜての編集は、いやあ腰を据えてるなあ、という感じ。あのおしっこシーンのしつこさとかはやっぱり爆笑してしまう。

 

けど、ちょっとこれ冗長過ぎやしないかなあ。最近の映画の展開に慣れすぎているだけ? それぞれのキャラクターのエピソードも、確かにちゃんとできてはいるのだけれども、いまいちドラマに乗り切れないというか……

話の軸が判然としないのが影響してるのだろうか。中盤、コメディーリリーフ的にエージェントが出てくるあそこら辺で、「あれ? これってどういう話なの?」と混乱してしまった。っつーかあそこからジョン・グレン主役の映画じゃダメだったんだろうか? いやダメだったんだろうけど、そんなにうまく機能しているようには思えなかったんだよなー。新旧で取り残される視点の差違に全然グッとこなかったといいますか……

映画がちゃんと読み取れてないのかもしれん。っていうか、人が多い映画は苦手だ!!