ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

異端児たちの放課後

異端児たちの放課後 (電撃文庫)

異端児たちの放課後 (電撃文庫)

あらゆるジャンルが置換可能なコードと化した世界観で、その象徴のような役割を持つ語り手の物語であるのだが、しかしそれは読者の感情移入から圧倒的な距離がある。
語り手の悲劇を読者に共感させたいなら、もっとベタな設定を持ってくる必要があるだろうし、逆にそこに距離を生み出すのがしたかったというなら、その狙いがよくわからない。