- 作者: 庵田定夏,白身魚
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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以下雑感。
・「入れ替わりって本当は洒落にならないよね」という話。アイディアは悪くない。
・あまりにも「女の子はみんなトラウマを隠している」→「トラウマを解決すれば好感度UP!」という物語の装置があからさまに描かれていて、いやむしろこれは意図的に何かやってるんじゃないか? という気にさせられた。最後まで読んだが特にそんなことはなかったぜ! たぶん。でもこれを無意識でやってるとすればそれはだいぶ困ったことじゃないだろうか。
・入れ替わりを利用したあのトリックは、まあルール説明の段階で予想がつくよなー。とはいえそこそこきちんと作品に組み入れられてて良い。
・メタ的な存在によって自在に困難をコントロールされておきながら、それに対してなんの問題提起もされないのは正直あり得ない。全然めでたしめでたしじゃねえよ。
・ネタがネタとして成立してなくないか。
・あとがきを読んで買うかどうかを決める読者も多いのだから、もっとサービス精神発揮してもいいのでは?