- 作者: 樋口司,のりたま
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/01
- メディア: 文庫
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以下雑感。
・仮想現実が舞台ならばもうちょっと現実と対比する意味があった方がいい。
・妹と転校生の「家の主人公を見ている/見ていない」「ゲームの主人公を見ている/見ていない」って対比が三角関係の原動力になるべきなんだよなあ、きっと。
・ヒロインに欠点持たせて主人公がそれを許容する構造がこれだけまかり通ってしまうのは嫌だなあ。最近のラノベに多すぎる。ヒロインは美点で立てろ! 引き算で相対的に主人公を上にしても好感は抱けない。
・家族の借金が理由で身体がケガする危険を知りつつもゲームのテストプレイ、っていう導入はかなり違和感が。
・読者を出し抜く情報が常に後出しっぽい感触。いきなり「分裂できるからこうできる!」で逆転されてもルールがきちんと説明されていないからアンフェアに思える。