- 作者: 入江君人,茨乃
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 文庫
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以下雑感。
・また墓守の話である。
・大ネタはちょっと読んでいる人にはばれやすい気もするが、きっちり決まっていると思う。
・ただ、ちょっとキャラクターに感情移入しづらいため、せっかくの大技が上っ面をなでているような感もある。特に序盤、もう少しやりようがあったんじゃないかなあ。
・中盤のキャラ同士の親密度が高まっていく辺りが、どうしても台詞主導に思えてならなかった。人と人との繋がりが深まっていく過程は、台詞の応酬ではなくその向こう側の行為にある。はず。
・描写の細かなところがちょっと合わなかったから、否定的な読み方になってしまったのかもしれない。
・あんまり押しつけがましすぎる悲劇的ラストな気はする。とはいえ力業で結構やられてしまうのだけれども。
・こういう絵柄は増えていくのか? まあ理由がわからなくもないけれども、やっぱり見ていて非常に不安になるな。