ある愛の詩

ある愛の詩 [Blu-ray]

め、名曲……がこれだけガンガン流されるとうおーなんかいいなーって感じになりそうだけど全然ならなくて笑った。さすがにこのストーリーのこの捻りのなさはビックリする。原題も『LOVE STORY』っておめーすげー剛速球投げるな！　って感じ。でももうちょっとこう配球に工夫があっても良くないですか？　そんなフツーに決断してフツーに努力してフツーに成功してフツーに難病オチで、みたいな展開はさすがにちょっとついていけないというか……いやまあそういうのが求められてた時代とかそういう話も聞きましたけど、うーん、今見ると超キツい。ふたりのロマンティックな恋愛に共感できるアンテナがこれっぽっちもない自分が悪いってことなのじゃろーなーやっぱり。

キャラクターの魅力で言っても、アリ・マッグローはあーいいなーって思うけど、ライアン・オニールはうーんこのお兄ちゃんどうなの？　なんか色々中途半端じゃないですか？　でも感じがむしろボンボン設定には合っちゃっているのかしらん。『バリー・リンドン』でもそういう中途半端な感じがハマっている感じではあったからなあ。