ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

グリーン・ランタン

 

グリーン・ランタン [Blu-ray]

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まあ、その、なんだ、だいたい『デッドプール』が悪いよね。ああいう取り上げられ方しなかったら絶対見てないもん。

ということで観てしまった『グリーン・ランタン』ですが、えー、こんなにナチュラルに詰まんねーと思える作品もないですね。いやネタにするとかそういう感じでなくて普通に詰まらなくて困惑する。例えば能力を得てしまった時にちょっと外してポーズとったりする下り、まあやりたいことはよくわかるのだけれども、単純に技術的に表現が下手で「あちゃー」ってなってしまってる感じ。

そもそもグリーン・ランタンってヒーローの立ち位置がちょっと辛いよね。能力がなんか緑の錬金術師みたいな感じでなんでもアリでなんでもアリだから逆にバトルの描き方が説得力全然生まれないのが大変キツい。キャラクターとして弱点もよくわからんし、うーんこの緊張感のなさでバトルって描きづらいよねーと思ったらラスボスも彼の能力というよりも太陽を利用した決着の付け方で、うーんやっぱフィニッシュホールドとして環境を用いるしかないよねーみたいな感じ。しかし何より問題なのは行動の動機が「恐怖の克服」とかワリとどうでも良いヤツで、輪をかけて冒頭のちょーわかりやすい恐怖描写がすげえ陳腐。あまりにあまりなトラウマ演出でギャグかと思っちゃったよ。

うーん、『ダーク・ナイト』はさておいて、DCの映画化はホント苦難の道を歩いてるんだなあ……