ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ライフ・アクアティック

 

ライフ・アクアティック コレクターズ・エディション(初回限定生産) [DVD]

ライフ・アクアティック コレクターズ・エディション(初回限定生産) [DVD]

 

たぶん随分前に見たことあるんだけどまあ忘れているので見た。っていうか『ファンタスティック・ミスターFOX』も内容どころか見ていたこと自体サッパリ忘れていたし、オレもいい加減映画の内容忘れすぎである一方ウェス・アンダーソンの映画もないよう忘れられすぎではないのか。オレだけか。

でまあ『ライフ・アクアティック』なんだけれども、何はともあれ海洋冒険への憧れが詰まりまくっていてヤバい。脚本の根幹である時代に取り残された父親が息子との再会を手紙が微妙に繋いでいくあの展開に依るところはまず大きくて、ビル・マーレイにあんなどーしょーもない父親役をやらせて愛憎を保たせちゃうのがズルい。何なの突然はじまるあのへっぽこアクション。ズルすぎるよ。

しかしまあ何よりこの映画の感触を作っているのは小道具や特殊効果の数々で、誇らしげにあんなミニチュア断面船内で長回しされちゃったら、見てる方もニヤニヤせざるを得ませんって。海洋生物の描写もチャーミングで、クライマックスのジャガーザメのパートはその奇妙な船内の絵面も相まってもう愛おしくてねえ。