いやまあとにかくトランプの印象が強すぎるわ。この映画２００１年でしょ？ こんな時代から今と全く変わらないあの姿でメディアに露出していたってマジですごくね？ カメオ出演が豪華で色々でているっぽいけど、もう全部トランプに持って行かれた感じ。いやー、マジでトランプってすげーキャラになっちゃったよなあ。
でもって作品なんだけど、まあまだ洗練されていない感じが随所に見受けられる。序盤であんなにいかにもなスパイ展開を見せつけておいて終始舞台が代わり映えしないとか、まあ予算がそんなになかったのかもしれないけど、それにしたって映画としての展開に欠けるよなあ。後に『トロピック・サンダー』がめちゃくちゃ映画映画してたのを考えると一本でずいぶん変わるもんだなーと謎の感心をさせられる。あ、でも音楽はこの頃から気合い入ってたのか。
まーいずれにせよ、どんなに飾り立てたってくだらない話ってのは変わんないわけで、映画だろうとなんだろうと関係ないのかもしんないけどね。やはり謎のモデルバトルのくだらなさは最高に極まっており、あんなアホバトルをどうやって決着つけるのかと思ったらちゃんと予想以上のオチが待ち受けていてほんと天才だと思った。あのシーンだけでもうこの映画は満足ですよマジで。
