ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

13デイズ

 

13デイズ [Blu-ray]

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内容的には滅茶苦茶ハラハラドキドキしながらギリギリ歯を食いしばって観る映画だと思うんだけど、なんでこんなに緊迫感ないんだろ? 結果を知っているから? でも『リンカーン』だってある程度どうなるかは知っていたけど、緊迫感めちゃくちゃあったからなあ。あるいはキューバだの核兵器だのの危機が全然実感ないからなのかしら。まあ地下シェルターが身近にあって核爆弾の避難訓練してた人たちとは全然感覚違うだろうなあ。アメリカ人にとってはケネディ家に持ってるイメージとかは自明なのかもしれないけど、自分にとってはそんなにバッチリ知識があるわけでもないのも問題だったか。ホワイトハウスであんな風に陰口叩き合ってるとか全く想像がつかなかったのでビックリしてしまう。歴史に学んでる自意識マンマンのアイリッシュな血筋が仲間ののコミュニケーションで政治が進んじゃうってすげー危ういと思っちゃったよ。この映画は軍人の戦争したさを悪に置いているわけだけれども、これはどっちかっつーと個人の問題と言うよりも文民統制のなってなさとか組織の機能の問題で、善悪を戯画的に描いたところで解決する問題じゃあないんではなかろうか。

にしてもこの時代の映像の独特の雰囲気ってなんなんだろうなあ。もしかして室内空間でうっすらスモークっぽいのたいて空気遠近強調してるのかしらん?