ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ハーレーダビッドソン&マルボロマン

 

ハーレーダビッドソン&マルボロマン [DVD]

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オープニングのバシッと決まったシルエットでミッキー・ロークがわかるのがすごい。そもそもミッキー・ロークって全然思い入れがなくて映画もそんな観てなくて印象に残ったのって『シン・シティ』『レスラー』だけどそれって結構体型も変わっていて、じゃあなんでわかったんだろう。すげーなーミッキー・ロークの存在感。

ハーレーダビッドソンとマルボロマンが題名になっているとおりアメリカ万歳の映画でありロサンゼルスとベガスを舞台にふたりの男が金とドラッグと女と酒にまみれながらバンバカ銃を撃ちまくる。序盤にカウボーイなマルボロマンの登場シーンでいきなりインディアンを悪役にしちゃうので「おいおい大丈夫か?」とか思ったけどまあそんなの序の口。バブル真っ盛りの世相を反映して冒頭から意味不明の因縁を付けられてkawasakiは銃の的にされるし現金輸送車でドラッグ運んじゃう悪の組織な銀行は日本製のケブラーを着た没個性ターミネーターみたいな黒服を5体追っ手として差し向けるしっていうか悪の銀行が実は日本資本。最後の大逆転のきっかけを担うのがベトナム帰りのヘリパイロットで、アジアンな秘書もまとめて銃撃しちまえ!! って空前絶後のポリコレ無用感に拍手喝采でありますよ。こういう欲望がダダ漏れになっている表現って、善し悪しは別として、有無を言わさぬ説得力があるよね。ラストでカウボーイが乗る牛の名が「ホンダ」なのは笑ったけど。やっぱアレか、kawasakiは銃でブッ壊すけどホンダは乗りこなせるってことか。