ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アドレナリン2 ハイ・ボルテージ

 

1のアレはいったいなんだったんじゃーい! というツッコミを遥か彼方に置き去りにする冒頭の勢い! 強いから生き残ったんじゃない! 生き残ったから強いんだ! だから2で狙われるんだ! というロジックの転倒がそのままストーリーを牽引する! 続編でパワーダウンするパターンは枚挙にいとまがないけれども、この作品にその心配はゼロ! 創り手も1がなぜアレだけ受けたかを十分に知っている! さあ、アドレナリンを出すなんて大変バカバカしいアイディアだったけど、2は電気だ電圧だステイサムを充電しろ! なんなら摩擦熱でもオッケーだ! 擦って擦ってセックスだってやっちゃうぜ! 高圧電流全身に流して、なぜか始まるサンダ対ガイラ! ってかお前らなんでそんなにサンダ対ガイラが好きなんだよ! あまりに脈絡長さ過ぎて爆笑しちゃったよ! 物語は混乱に混乱を重ね、なんだかよくわからんうちに悪者が判明し、突如現れる生首マン! わっはっはっは、そりゃそうだ、冒頭でジェイソン・ステイサムが死ななかったんだから、アイツだって生首マンで生きてたってなにも不思議じゃないもんね!

という、続編が作られることそのものを逆用してストーリーを構築させてしまった怪作。 前作乗り切れなかった撮影の問題もかなり改善されて、いやー、文句なく堪能させていただきました。