ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ウォルト・ディズニーの約束

 

ウォルト・ディズニーの約束 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ウォルト・ディズニーの約束 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

 

あの凄まじいエンディングなんか噂には聞いていたので、はてさてどんなギリギリした映画なのかしらと身構えて鑑賞したのだけど、うーん、意外に真っ当なないようじゃないですかコレ? というか、どうにも理不尽でコントロール不可能な創作者のとんでもなさを、アレだけ丁寧に過去のトラウマを描いて物語的因果関係で説明しちゃうのって、逆にマジックを殺すと言うか、わかりやすくしすぎじゃないですかねコレ? 多面的な原作者の人間性が物語に圧殺されてる感じがすごくする。

ってかこの映画の構造でウォルト・ディズニーとの恋愛に対する態度が示されないのは逆に不自然じゃない? あの年であの感じでひとり暮らししている人間へのサムシング、絶対必要だよねえ。それともオレの感性が鈍くて見逃しちゃってるだけだろーか。なんかそんな感じもする。

ダンスシーンで頑なさが解れる辺りとかは構造的にそうなりますよって押しつけがましさが強すぎて正直嫌い。いやまあ丁寧にやってるから感動はしちゃうんだけど、でもちょっとあそこの展開突然すぎません? むしろ運転手との友人関係の方がジーンときちゃって、だってあそこで池を創る必然性って何もないわけじゃないですか? そんな場面に天気の伏線がバチコーンと決まって心が通い合うふたりを描かれて、うーんそうだこういうのが描けるのが良い映画なんだよなーと思いました。