ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

嵐が丘

 

嵐が丘 [DVD]

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いつかは観なきゃなーと思ってえいやっと借りたら見たいヤツじゃなかった! モノクロのが観たかったのに! うーがー! いやまあそもそも原作を読めって話なのかもしれないけど。

ということでまあさすがに名作って言われるだけあるなーって筋書きで、いやあ大変な話ですねこれ。身分差で恋愛の悲劇が生まれるというのは古今東西問わない題材かもしれませんけど、まさかそこまで徹底的に復讐を描くとは思わなんだ。中盤でメインヒロインが死んだときはどうするのーという心配なんて杞憂でしたね。

というふうに筋書きは堪能した一方で、映画としてはだいぶ乗り切れない作品だったよなあ。観てるヤツは原作知ってるだろそこら辺の心理の動きはみたいなつくりで、いやー全然ついていけませんでしたわ。時間ジャンプ時のキャラの繋がりのわかりづらさとか全然演出でフォローできるところじゃないですか。いやまあちょっと考えればわかるんだけどさー、その把握に脳を使ってるうちに話がポンポン進むというか。

ヒースクリフが新たに屋敷の主人となって帰ってくるところも大変あっけなさ過ぎて、驚くというよりもむしろ「あーはいはいそういう原作なのね」と思ってしまう。古典の語り直しだからこそそこら辺を新規の人にも感情移入出来るように作るべきだと思うんだけどなあ。終始ヒースクリフがはいはいそう動くのねって感じでどうにものめり込めませんでした。