ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クロッシング・デイ

 

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こういう話って大体報われないじゃないですか。だからこの話を見て単純に「あーすごい」と思いました。刑務所で償った描写があるからといって果たして悪人が元の道に引き返して良いのだろうか? まあでも振り返って見るとワルの映画ではあるけどこのふたりって基本ケチな小銭稼ぎしかしてなくて(少なくとも画面上では)、するってーと冒頭=ラストの銃撃戦が起こるまで実は引き返せる位置にいるのかしら? とかも思ったり。そういえば冒頭の顔隠しトリックも効いてたんだなー、ラストで時間軸操作してホッとさせるのもだいぶ気が利いている感じがします。

しかし引き返すアニキになんかしらないけど感情移入してしまうつくりになってるのもあるのかなあ。ってかあんなクズ男が刑務所に入ったからといって気を許しちゃうのってやっぱちょっと変だよね。出所してからも真面目に働くとかいっていきなり兄弟分の仕事に付き合うわけでしょ? いやー、これを信じろってのはちょっと無理じゃないのかなあ。でも信じちゃうのはやっぱアレか、役者か。なんかあの顔に騙されている感じがすごくする。

あとすげえ雪が主張する映画でボストンってそんな雪まみれなのか? でもニューヨークとそんな遠くないよね? そんなごっそり積もったり吹雪いたりするわけでもないのに雪雪雪って、なかなか珍しい映画だよなあ。