ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ゼンタイ

 

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っていうかさ、作品の白眉であるはずのあのすれ違いシーンの手前の号泣のところのピンがズレてね? ズレてるよね? いや、全体的に低予算でそこら辺を割りきった作品なのはわかるけどさ、あそこでズレてていいの? マズくない? なんか意図あんの? っていうかあんな絶対に外せないシーンでピンが合ってないとか信じられないので自分の目がおかしいかそれとも何か意図があるのだと信じたい信じたい信じたい。

緩い繋がりを持った連作短編、みたいな映画ではっきり言って映画としてみたら肩透かしかなあ、と思うんだけどそれは映画っぽい映画を期待させる説明文が悪かったのか。基本固定カメラで役者同士の会話を延々見せられるだけの内容で、うーんこれはどうも期待していたものとは違うなー、と思いながらも会話自体はちゃんと面白いというか明確な対立軸があって面白いのでなんとなーく観てしまう。のだけれどもやっぱりオチとかには「えーそれでいいの?」って全然納得いかないところがあって、唯一きちんと映画を締めるはずのラストの不思議演出も押しつけがましい音楽と顔のアップで「クッサー!」となってしまいうーんどうなんだこれは。低予算と期間が短くてもその予算感にあった映画の演出というのはあるんじゃないのか。