ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パブリック・エネミーズ

 

パブリック・エネミーズ (吹替版)
 

最近だと「野火」でもそうだったんだけど、カメラに好き嫌いが出てしまったのは本当にどうにかならんのだろうか。この映画も映像がほんと見てられないもん。クッソ工夫のない手持ちカメラの肩越しの切り返しショットで無駄な会話を聞かされることの何と辛いことか。もっとヒキの絵をくれ!! とりあえず手持ちのカメラで登場人物の後を追いかけて会話へイン、だからこの画角でしょーがないよね、じゃないんだよ!! デジタル撮影とかもあるのだろうけども、基本的には動画の流れの中できちんと見せるべき所を見せるための工夫や時間が圧倒的に不足してるってことだよねコレ。じゃなきゃ表情が重要な場面であんなクッソくらいライティング採用しないでしょ。あのダンスシーンの被写界深度や光のコントロールの無さによって生じる圧倒的な台無し感にオレはオレはオレは憤死するかと思った。もうね、拷問のような143分。こういう絵作りの違和感をとりあえず棚に上げてその他の要素に集中できる心の棚を設けたいものだぜ……

とか言いつつも、映像が良かったら映画を楽しめたかというと全然そうも思えないのでなんともなー。豪華主演の共演のはずが、クリスチャン・ベールの扱いがきつすぎでしょう。っつーか、ジョニー・デップと檻越しに向き合うあのシーン! この映画で一番シンボリックな箇所になってもおかしくないのに、あんな再現ドラマライクの画像でテキトーに思わせぶりな会話挟まれても、これっぽっちも面白くねーわ! って、漏れ出すのは結局映像に関する文句だよなー、はぁ……