ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

 

前の『アベンジャーズ』って一応見たけどマーベルシリーズ追ってなかったものだからだいぶ話の内容がわかんなくて「うーん派手だけどあんまり良くわかんねーなー」というのが正直なところだった。トール・ハンマーの人がなぞだしキャプテン・アメリカって全然強そうじゃなくてなんであの立ち位置なのかよくわからない。っていうか目的とか敵とかもイマイチピンとこないなーでもNYはやられかけるのね、みたいな感じ。

その点『エイジ・オブ・ウルトロン』は筋書きがシンプルで、AIの恐怖を描くというのは大変今風なテーマだし双子の能力者はなるほど強さと目的がわかりやすいしハルクのドラマってすげーシンプルだけどその分なんの文句のつけようもないし、とまあ徹底的にストーリーが面倒臭くなくてよろしい。単純に「いいAI」「わるいAI」として割りきってしまうことにSF的な不満がないわけじゃないけど、まあそれはエンタメな映画に落とし込むときに多少はコントロールしなきゃいけない部分だからしょうがないよなー。

まあ何にせよ、起爆装置を守るカメラグルグル勢揃いカット、あれを表現できただけでもこの映画は価値があるという。作品を一言で説明できるカットが、しかもきちんとアレだけ見栄えのする手のかけ方で存在するというのは、エンタメ映画にとって幸福なことだよなあ、と思います。