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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オール・ザ・キングスメン

 

ひとりの純粋な人間が政治の世界に飛び込み権力欲に取り憑かれていく様子を描く、というのはまあわかるんだけど、主人公は物語の中心からちょっとだけ離れたところにいて、関与しつつも展開を観察する、という位置にいるのは果たしてどうなのか。それは共感の予知を残すために必然だったのかもしれないけれども、だったら政治家が権力欲に取り憑かれていく変化を間近で見ているのを、追体験できるようにきちんと描かなきゃならんのではないかなあ。肝心要の変化がダイジェストで描かれるもんだから、そこで物語への興味が大きく削がれてしまっている気がしてならない。あのデカい顔ポスターが街に貼られているのは、見ていて単に気持ち悪いだけだもんなあ。

トーリー展開もなんだかうまく構成されているようには感じられず、ヒロインの不倫の下りとかは結構どうでも良いよなあ。ラストもうまく着地点を見つけることができずに、結局暗殺でとどめを刺しました! って感じ。いやあ、民衆の支持を失いそっぽを向かれるのではなく、単なる人間関係のいざこざで殺されちゃうのって、全然勧善懲悪って感じがしないし、根本的に間違っていると思うんだけどなあ……