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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

駅馬車

 

駅馬車 HDリマスター[Blu-ray]

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おもしろーい!

映画の教科書的な本なんかにも当然出てくるこの作品、馬車での追いかけっこが本当に素晴らしくできている。カーレースのほうが実際の速度が出ていようがなんだろうが、重要なのはそこで活劇する人間がどれだけの危険に身をさらしているかという点で、だから駅馬車の追いかけっこは今観ても全然色褪せない。あとなにより「馬が走る」映像は、理屈抜きに観ている者に訴えかけるよなあ。

でもこの映画の追いかけっこの素晴らしさは、単純な活劇の面白さだけではなくて、むしろそこに挿入される馬車内での人間関係との対比があるからこそなのかもしれない。アパッチとの対立は想像よりも少ない、というかむしろジリジリと緊張感を高めていくタイプのつくりになっていて、前半から中盤にかけてはそんな状況の中でそれぞれの乗客がどう行動するか、が話のメインなのよね。そういう視点から考えると、最初はあれやこれやでかなーり険悪な雰囲気の馬車内が、妊婦の出産という一大イベントを経て一丸となるというのがいやはや素晴らしく効いているわけで、いやほんとすごい脚本だよこれは。色々な人間の対立が、新たな生命の誕生で無条件に解消してしまうんだから、これをマジックと言わずしてなんと言おうか。

それにしても婦人会に迫害される下りの感じがよくわかんなくて「???」って感じだったなあ。あれ、たぶん娼婦で良いんだよね?