ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マッケンナの黄金

 

なんか色々飛ばしてんなーこの映画。冒頭いきなり歌詞入りの曲をたっぷり聴かされるところから「尋常じゃない作品だ!」とは思ったけど、なんつーかとにかくクドい。そこそこカメラが面白いんだけど、「ホラ見ろこんなにたっぷりとこの迫力ある映像を見せてやるぜ!」ってやられると食傷気味になるよね。あんだけ迫力たっぷりに筏下りの滝をカット割りした後、川へと飛び込むと意外に緩い流れの引きの画になっちゃうのは、さすがに詐欺過ぎでしょ。吊り橋とか、囮脱出とか、何かあるのかと思わせて全く意味のないシーンは連続し、挙げ句人を増やしてから騎兵隊突入で一気に頭数を減らすというアクロバティックな脚本! いやはや、なんなんですかねコレ。ラストシーンで崖上りしたのも全くその必然性がわからんし、上で殴り合った後なんとなく降りてしまうあの展開には爆笑した。立て付けから言うともっと面白く見れてもいいはずなんだけどなー、残念だなあ。

しかし、西部劇でこういうテイストの作品があるのはちょっと発見というか、黄金巡って大冒険してラストで崖まで崩しちゃおうなんて「インディージョーンズかよ!」みたいな作品があるのはちょっと面白かった。