ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

 

あいやー面白い。時系列をシャッフルがあるので最初はちょっとだけ混乱しそうだけど、ラストまで来るとその時系列が必要な役割を果たしてるのがよくわかる。同性愛の話とか、まあ知識があるから別に驚きはしないけど、前提を知らなかったら大変効果的に誘致される配置だよなあ。数学者の学問モノと思わせといて、実はかなりきちんとしたスパイモノで、そこら辺のさじ加減が非常によろしい。メンバーやらの使い方が大変気が利いていて、MI6も大変良く立っている。主人公が負ってしまう数学者ならではの業が、感情的にちゃんと破局を迎えていて、いやーホントにこれ脚本がいい仕事しているなあ。

あと天才数学者の描き方もすばらしくて、短い台詞のやりとりで「あーこのひと天才だなあ」と思わせるのが大変宜しい。途中で退場しちゃった元上司がちょっとかわいそうになるくらいですね。暗号解読最後のヒントのところや、ヒロインとの破局のところとか、いやー勉強になるなあ。

全体的に地味だけど、とても良い映画だと思います。