読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

恋愛適齢期

 

恋愛適齢期(字幕版)

恋愛適齢期(字幕版)

 

ジャック・ニコルソンの映画はジャック・ニコルソンの印象が強すぎて、いやまあさすがに『シャイニング』とか『ディパーテッド』とか『チャイナタウン』とかは傑作だったなあという印象と共に覚えてるんだけど、現代の日常の老年の映画ってあんまり印象がなく、この映画も『恋愛小説家』とかと混じってどの映画を観たのか全然わかんないまま見逃してた。おばちゃんと一緒にプールに入るのってなんだっけ?

それにしてもまあ傑作ですね。普通に面白くてビックリしてしまった。特にヒロイン側が「劇作家」というのが効いていて、後半のメタっぽい展開にも少し関わっているんだけれども、全体的に「気の利いた台詞」の応酬なのが素晴らしい。立ち位置がこれ以上ないくらい明確なこともあって、ひとつひとつの台詞に手に汗握る。発作前の姉妹会話の生っぽさは最高だし、前半の恋愛パートはこの強度の台詞がなければ成立しないし、タクシー前で呼び止めるシーンの台詞の無様さが本当に見事。

あとはなー、ジャック・ニコルソンの喜劇俳優としての腕が最高にいいよなあ。キアヌからの尻丸出しシーンが最高過ぎて、いやーほんとにズルいよなあ。ベッドからずり落ちるだけでこんなに面白いんだもんなあ。

パリのシーンでの復縁はさすがにちょっと説得力が足りない感じもしましたが、全体を通してとても良い映画でした。