ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ヒッチコック/トリュフォー

hitchcocktruffaut-movie.com

あーこれアレですね基本、あの本を読めば良いヤツですね。いやその本の方は「ヒッチコックの映画見てからにしよう」って棚で埃を被っているので、まあこのタイミングで再読する動機付けをもらったのはありがたい。ありがたいけど、うーん、ちょっとガッカリしてしまう内容だったなあ。

いやまあ見かけからシネフィル向け、みたいな感じがしますから、そこに妙な期待をした自分が悪いんだと思いますけど。思いますけどー、うーん、もう少しヒッチコックという人物をどのように捉えているかが見たかったなあ。

内容で一番感心したのは「サイレント」への態度の取り方かなあ。言われてみるまで全然気付かなかったけど、確かにヒッチコックの映像って音声なしでも伝わる取り方になっていそうな気がするよね。台詞やストーリーの印象と言うよりも、映像(しかも特殊効果を狙った)の印象の方が抜群に強いもんなあ。

あと『めまい』の評価が高いのはちょっと嬉しかった。自分がヒッチコックの映画で一番好きなのはたぶん『めまい』。『北北西に進路を取れ』も『裏窓』も『サイコ』もすげーなーと思うけど好きなのは『めまい』。っていうかオレの「サンフランシスコ観」はアレなので、映画がサンフランシスコを舞台にするたびに「なんかイメージと違うな……」となるんだよね。余談。