ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

フッテージ

 

フッテージ(字幕版)
 

いやー自分ホラーがよくわからない人間ではあるんだけど、これホント全然わからんなーなにが恐いのか。

いやだってビックリさせるだけだったら「わっ!」って大声出せば良いだけでしょ? ホラー映画として成立させる以上、その驚きは別にあってもいいんだけど、それプラスアルファの「不気味さ」がどっかにないとダメだと思うんだけど、いやー、はっきり言って微塵も恐くなくてなー。館そのものが持つ不気味さ、みたいな所を描いたりしたら良かったのかなあ。あるいはシリアル・キラーの館という舞台設定そのものが身近な生活から離れすぎていてダメなのかしら。どうなんだろうなあ。

それでも前半はそこそこ話に見入ってたんだけど、超常現象が確定してからのシラケっぷりが自分でもビックリしてしまう。「なんだリアリティでシリアル・キラーとフェアなミステリやる心意気はないのね?」みたいなガッカリ感。そのあとはもうなにが起ころうとも「はいはい怖がらせようとしてるのね」って作意ばっかりを追いかけてしまって、誰にも全然感情移入ができなかった。

結局一番怖かったように感じたのは、オープニングの首つり映像なで、それがマックスだったらはっきり言って映画が語られる意味とかないよね。いやー、恐い映画ってなんなんだろうなあ……