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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ざるそば(かわいい)

書籍 ラノベ

 

ざるそば(かわいい) (MF文庫J)

ざるそば(かわいい) (MF文庫J)

 

コレはいいね。すごくいい。

何よりまず第1話が素晴らしい。本当に素晴らしい。田中哲弥を神と崇める私としましては、もう久々にこんな話芸で見せるライトノベルを読んだなーという感動が襲ってきまして、いやほんとうにいつぶりだろうこういう感覚? この地の文でなければ成立しない不条理ストーリーが矢継ぎ早に展開しつつもそのストーリーの中核には大変な求心力でちゃぶ台に座るざるそばがちんまり鎮座ましまして、スーパーブッ飛びストーリーをギリギリのところで繋ぎ止めているそのハラハラ感が堪らない。ざるそばかわいい。

いや正直なところこの話は第1話がピークで、その後のドラマは実際あんまり上手く書けてないと思う。いや一応ラストの謎解きなところはちゃんと形になっているけれども、でもこの物語においていかにも当たり前なストーリーってどこまで求められるの? という感覚がどうしてもある。やっぱり出し抜けに主人公の部屋の中で物語が始まり世界の危機を含みながらも結局ちゃぶ台の上で第1話が完結してしまうというスケール感の妙がよろしかったのではないのだろうか。なんか『御先祖様万々歳』思い出すよね。

だからクライマックスに甲子園が要請されるのは当たり前すぎてなんかこう困惑する。いやまあわかるんだけど甲子園。セイタカアワダチソウ的な。