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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

故郷はなぜ兵士を殺したか

書籍

 

故郷はなぜ兵士を殺したか (角川選書)

故郷はなぜ兵士を殺したか (角川選書)

 

兵士の死をどのように意味づけるか、というその意味づけが必要である、という認識が前提とされていて、薄々そういうモノがあるんじゃないのかなあとは思っていたが、ここまで当然のように語られると何か気後れしてしまう。

ともあれ、故郷における兵士の死の意味づけから、戦争がどのように捉えられていたのかがわかるというのは、目からウロコだった。時代ごとに丁寧に戦争の捉えられ方が説明されていて、いやまあ正直な所はっきりピンときてるわけではないのだけれども、ああなるほど確かにそういう流れがあってもおかしくないのかもなあ、とは思う。日中戦争の意義づけや、特に戦後の靖国神社との関わりなんかの記述は、自分の感覚には全くない感覚だったので、ふへーなるほどなーと感心。いわゆる「礎論」ってなんかこう当たり前すぎてなにも考えずに受け入れてたけど、実際ちゃんと見直すと論理が破綻しているというか、「別のあり方もあったでしょ」と考えても良いところだよなあ。日本が戦後、自分の立ち位置に関してある種の思考停止を余儀なくされたというのはあるんだろうなあ、とは思う。

うーん、ドイツかドイツ。ドイツはなぜ歴史に向き合い続けたのか……ってまあ、東西が分割された国とは考え方が違って当然か。