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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バーバー

映画

 

バーバー ― 2枚組 DTSスペシャルエディション (初回生産限定版) [DVD]

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観たはずなのに観た記憶がないし内容も全然憶えてないので見たらやっぱり当然面白いパターン。

こんなに面白い映画なんで観た記憶がないのかすげー不思議だったけどコーエン兄弟の映画って結構そういうところあるよなー。キャラもちゃんと濃いしストーリーも気も聞いているし何より印象に残るカットも死ぬほどあるのに、人間関係そのもののが作品の一番の面白味だったりしてなかなか言語化しづらいから記憶に残らないというか。印象に残るのは『ビッグ・リボウスキ』とかで、いや『ファーゴ』とか『バートン・フィンク』とか『ミラーズ・クロッシング』とかそっちの方が作品としては良いのかもしれないけど俺全然『ビッグ・リボウスキ』の方を観てしまうんだよなー。ってか改めて思い返せばホント傑作ばっかり撮ってんなこの兄弟。当たり前か。

で、改めて観ると本当に傑作としか言いようがないよなあこれ。寡黙な男の饒舌なモノローグにのって語られる奇妙な半生。最小限のエピソードと意外性のある人間関係の変換で、主人公が運命に翻弄される様をあざやかーに描く。時に意味不明な幻想エピソードを挟みながら、しかしそのエピソードが最後に奇妙な感動を導く。いやーほんとすごすぎる。なんであそこでアスファルトセールスマンからソファのショットと短い台詞であのエピソードが成立すると踏めてしまうのか。ああいうシナリオどうやったら書けるのか。すごい。ほんとうにすごすぎる。

最初に見た時はストーリーに翻弄されすぎた、ってのもあるかもしれない。いや今度は結構分析的に見れたので、絶対に忘れない傑作だと思いますハイ。