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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

大宰相 田中角栄 ロッキード裁判は無罪だった

書籍

 

田中角栄には興味があってどこら辺から入ろうかなーと思ってたんだけど、この本ロッキード事件を中心取り上げてるようで後半延々田中角栄が日本の政治史にどういった影響を及ぼしているかが書かれており、ある意味で入門書的に読めて大変ラッキーだった。

そもそも国の借金は悪だとか公共事業の無駄だとか金権政治は叩くべきだとか、そういうまあぱっと見正しそうに思える価値観を自分たちはテレビニュースでガンガン刷り込まれてきて、でもどういう流れでそういう感じになったの? というのにきちんと回答が用意されててすごい。というかそもそも田中角栄以後の世界に生きている、という感じなんでしょうかね私たち。

読みどころはたくさんあって、やっぱり実際に田原総一朗が飛び込んでもぎ取った田中角栄の印象は大変面白いし、また今だから話せる的な政治の裏話も大変楽しい。あとなんといっても後半の政治史、それぞれの政治家に対する評価は「へーなるほどねー」と小さい頃ボンヤリ見ていたテレビニュースの答え合わせをしている印象。

でもやっぱりアレだよね、日本列島改造論だよね。ビジョンを持った政治家が尋常ならざる力で国家の骨格を造りあげてしまった、というのがもう全く信じられない。っていうか私権の制限とかマジでやろうとしてたの? 平時の都市計画においてそんなことってありえんの? とか思いつつも、うん、この政治家だったら実際成立させてしまうかもしれんなー、と思わせるの、ホントにすごい。