ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

FLIP-FLAP

 

こういう作品の都合の良さはほんと都合が良いよなあ。だって恋愛成就のための成功定義がされるんだぜ。いやー、その恋愛定義ができないから童貞オタクくんが彼女ができないわけで、ゲーセンにそんな定義をしてくれる都合の良い不思議っ娘が存在するなんて、あーそのなんだ、女神か。いやこの話にそんな難癖の付け方すんならお立ち去り下さい、なのは分かってるんだけど、読んでてどうもそういう根っこの部分で気持ち悪さを感じてしまったもので、一応。

とはいえ魅力的に感じてしまうんだよなーヒロイン。クソー、童貞マインドを刺激するキャラクター造型に、なんか詐欺られた感じが感じがする、でも感じちゃうっ! それに惹かれた普通の主人公が、ピンボールを通じて新しい世界に触れて……という展開は大変王道でしかもちゃんと抑えるところ抑えて演出決まって、という内容でもうこんなんズルい。ズルいよ。こんなん見入ってしまうに決まってんじゃん。いや、最後のは読み切り? なのかしら? あの短編からずいぶんストーリーの構造がブラッシュアップされていて、1巻で収まる大変良い話になっているなあ、と思いました。

つーか表紙の画のおっぱいひどいよ。あんなん童貞を殺しに来てるとしか思えないよ。あーひどい。ほんとうにひどい。くそー。