ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

召使いたちの大英帝国

 

召使いたちの大英帝国 (新書y)

召使いたちの大英帝国 (新書y)

 

そんなに詳しい感じではなくてザッと概要を掴む感じ。要所要所で筆者がユーモアを入れて来るもので肩肘張らずに読める。実際の所召使いたちはどんな感じで捉えられていたのよ? という雰囲気が掴める感じ。結構下世話な話も振れられたりしていて、まあそれはそれで大変興味深い。

ちょうど前後して『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を観たりしてたので、ちょっとは知識を下敷きにして堪能できたかなあ、とも思う。乳母がすげえ力をもっていた下りとか、バックグラウンド知らないと演出も正確に掴み損ねるもんなあ。

でもこれ当時のイギリスの置かれている立場をザッと掴んでればこそ、という話ではあるよなあ。産業革命やら社会福祉やらの変遷を知っているのと知っていないのでは、知識の根付き方がたぶん違うような気がした。フットマンの立場だってそりゃ変わるよね。19世紀の社会がどのような変遷を辿ったのか、年表つきでちゃんと抑えておきたいなあ。