ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パラノーマル・アクティビティ

 

うん、ここまでやるなら好感持てる。

姿が見えないモノは怖い、ってのは確かにその通りで、ラストをあのあともじっくりやったらただの活劇だもんね。壁の向こうの音で格闘を語りきったのはとても素晴らしいと思う。ストーリーにもそこまで大きな「これどうなのよ?」ってシーンはなく、すげえ安心してみられた。

とはいえちょっと敵のバックグラウンドに深みを持たせられてないのは惜しいなあともう。もちろん恐さが理屈を超えたところにあるのはわかるんだけど、一から十まで全てが理解できないと恐れることさえできないわけで。なぜ襲うのかのバックグラウンドの片鱗くらいは見えても良かったんじゃないかなあ、と思う。

あと主人公の馬鹿すぎる行動はもう少しなんとか理由付けできなかったモノかしら。アレだけの事象をみて自分でなんとかできると考えちゃう思考回路は謎よね。あと全体の構成として、展開が少なすぎて絵の変化が乏しいのもちょっと微妙なとこだよね。もう少し相手が迫ってきてくる感じを大きなストーリーの展開として示せればいいんじゃないかなあ、と思った。現状ちょっと単調だよね。