ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ロシアのキツツキ

 

うーんネット配信の増加はドキュメンタリーを見る機会を確実に増やしているなあ。この映画、ネットじゃなかったら絶対観てなかったと思う。

作中でも言われてるとおりコレ陰謀論っぽいことをガンガン言っていて、それを編集の妙でいかにもソ連が隠している、みたいな印象を与えていて超眉に唾を付けて観る。っていうかこの作品、そういう超危うげで根拠薄弱な論をヒョードルの特異性でどう突破するか、みたいな感じの作りになっていて、脅迫した後にステージで発表とかこの展開ちょっとエンターテインメント過ぎて冷静な気持ちで観られない。っていうか冒頭の文字の煽りも合わせて、ちょっと気を利かせすぎじゃないだろうか。

あるいはそういうソ連の亡霊的なものを未だ恐れざるを得ない彼らがこの作品を発表するには、そのくらい自らをヒロイックな存在として描かなければならなかったということか。突然挿入されるカメラマンの負傷とかのリアリティはちょっとビックリするもんなあ。

しかしウクライナについて余りにもものを知らないのを思い知らされる映画でもある。色々ロシアと揉めてるっぽいのはニュースでちょっと聞くけれども、もう少しちゃんと知識を得たい。