ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ブラック・ハッカー

 

いやー、ないないないないさすがにない。

リアルタイムの主観? 視点で物語を取ることにこれどんだけの意味があるの? パソコン画面を延々出すってなんとなくハッカーぽいけどさ、それで激しく失われた編集的なテクニックのトレードオフになるようなメリットが出てたかなあ? 全然そうは思えなかったけどなあ。リアルタイムで物語が進むことも、この映画に関しては全然メリットになってるようには思えない。この短期間でそんだけできるとかハッキングがちょっとブラックボックス過ぎね? 何ができて何ができないかその尺度がコッチ側に伝わらないと、「へーすごいねー」「すごいねー」って興味のない相づちみたいになるよ俺は。しかも肝心のどんでん返しが「実は生きてました」でしかもそれを担保するのが画面の端で動いていた足の裏とかちょっと筋悪すぎでしょう。

いや自分で「こんなことになる前になんとかできたはずだ」ってわかってんならお前マジでなんとかしろよ。これ自分が騙される立場になる意味皆無じゃん。監視して外から適切な手を打った方があらゆることが上手く行くじゃん。ただ視聴者をビックリさせるだけ以上の説得力をこのスーパーハッカーの行動に持たせることできないよ。

正体や動機を巡る物語である以上、ここら辺の欠点に目を瞑って楽しむことはできないなあ。