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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち

書籍

 

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)
 

最近経済ものの本やらドキュメンタリーやら映画やらにちょこちょこ触れていて大体面白いんだけど、いやーこの本も面白い。リーマン・ショックに対して予備知識があったからイメージしやすかったのは間違いなくあって、この本の文字情報だけじゃ結構苦戦したような気はする。がしかしこの本の特徴は、作者も言っているとおり凄まじく強烈な印象を残すキャラクターで、なんかもう登場人物の強烈な人生を追いかけていくうちにリーマン・ショックが終わってしまったような感じ……というとさすがに言いすぎかなー。まあしかし、そういう特徴があるからこそ映画化されたわけだろうし、っつーてもやっぱりこの内容を映画化するとかちょっと普通に考えておかしいでしょう。どうやって映像化すんのコレ? あとがきの煽りも含めて、映画絶対観なきゃ、という意欲を掻き立てる本です。

経済というのが欲望を効率的にインフレーションさせるシステムを求めていて、そのシステムが効率化を求める余りその内実を不確かなものにさせていた、っていうのはちょー面白いし、そのシステムはルールを作った者・理解している者が利益を得ることができるってのはすげえ話だなあと思うし、また一度回り始めたシステムが崩壊するとその他の経済に多大なる影響が出るので納得できる形で罰を与えることもできない、というのはわかってたけどもはやトンチの世界だなあと思う。

いやホント、金ってのは人類の重大な発明なんだなあ……なんか最近ようやくそういうシステム自体が発明・進化してきたことに感動を覚えられるようになってきましたはい。