ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

魔装学園H×H

 

魔装学園H×H (角川スニーカー文庫)

魔装学園H×H (角川スニーカー文庫)

 

いわゆるIS以後の作品群のひとつだと思うが、しょーじきそこら辺はあんまり触れてない。ISはラノベ出た直後読んだんだけどアニメもちゃんとは見てないし、その後ちょくちょく出てきたそれっぽい作品も全然見てない。

で、読んだ後に周囲の人に聞いてやっとわかったのだけれどもこのジャンル「俺TUEEEEEEE」の流れがあるのね。この小説では主人公が非現実と積極的に関わりづらい位置に置かれているし、この話だとその構造のまま進んだ方が話が引き立つと思ったので、主人公が主体的に行動する側面をすっかり軽視して仮説を立てかけていたぜ。やっぱりジャンルに対して何事かの仮説を立てるときは数こなしてちゃんと分析しねーと危ねーなーと反省。

 

とはいえ自分がそもそもそういう「俺TUEEEEEEE」的物語に興味がない、というのは事実であり、この小説読んでると「いやコレ主人公がセックスしない理由全然ないんじゃね?」とナチュラルに思ってしまうのはしょうがないんじゃないかなあ。世界が異世界からの侵略を受けているのにコンビニで学食争奪戦紛いのことが行われる、みたいな平和描写は正直あり得ないと思うのだけれども、それはもうジャンルにおいて問題ないものとして受け入れられてるってことだろうか。学園モノハーレムモノにそういう類のリアリティ持ち込んでもしゃーないと判断する気持ちも、まあ、わからなくは、ない。ない、が。

でもなーそれじゃあこの小説のどこに面白味を見いだせばいいのか、というのがサッパリわからんのだよなあ。エロさ? ヒロインのかわいさ? いやでもそこを立てるためだったらもうちょっとやりようがありそうなもんだけどなあ。

 

んー、しかしこれは明らかにジャンルに対する認識の問題だ。ISともういっぺんちゃんと向き合うべきなのかもしれない。