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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ (1)

ラノベ 書籍

 

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~  (1) (MFブックス)

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ (1) (MFブックス)

 

 

あ、面白い。これは面白い。

なんといっても主人公が無職なのがいい。人生詰んだ状態の主人公が強くてニューゲームってなんか卑怯な感じがするかなーと思ったけど、絶望に沈んだ現実パートがちゃんと書けていて、転生後の出来事との落差がすげえ効いてるんだよな。単なるお約束の異世界ではなく、新しい世界を学ぶこと自体がかけがえのない体験になっていて、知識を得る喜びの感動っつーのが本当に愛おしい。

もちろんどーなのかなーという部分もあって、ストーリーの進みの遅さには閉口するし相手を説得するロジックはちょっと力足らずだし同じシーンの視点の転換が直後に行われてせっかくの謎として引っ張れるシーンが台無しになってる、とちょっと難癖付けたくなるときもある。

でもまあ、それらの欠点を気にさせないだけの文章力(小難しい言葉を用いるとかではなく、適切な場所に適切な描写を適切なだけ入れること)がちゃんと備わっていて、文章を読み進めることそれ自体が成功物語と結びついて結構な快楽になっている。なるほどなーWeb連載に向いているスタイルっつーのはこういうモノなのかなー。

 

この後、主人公に適切なストレスを与えることができるのか、あるいはそういった物語のダイナミズムからはずれたストーリーテリングをするのか、大変興味のあるところでありますはい。