うーん、このジャケット! ストーリーには直接関係ない冒頭のショートパートこそミッション・インポッシブルの本質だとばかりにブチ込むこの信念! 潔い!
映画自体は大変よくMI3以降のミッションインポッシブルな派手エンタメアクション主体で繋げる展開だが、前作であったような全体的な緩慢さはそんなに感じなかった。オペラシーンや水中インポッシブルミッションなどそれぞれのパートにはっきりとした見せ場が作られており、それぞれがかなーりテンション高いもんでお腹いっぱい。それにに加えて間をつなぐカーアクションも大変良く撮れている。素晴らしい。
かといってストーリーが疎かにされているかというとそんなこともなく、ライバルスパイヒロインとの化かし合いという大変オーソドックスでありつつも強力な対立軸をバッチリ描いているし、その向こうに頭脳戦でイーサンを何度も出し抜くラスボスの妙な声のキャラ付けを含めつつの立て方もとても良い。ちょっと不満が残るとすればラストバトルで、大詰めの展開はスケール感や状況をちょっと設定し損ねてる感じはあるかな。
ま、やり過ぎなのはわかってるけど、やっぱあのオペラシーンはいいよね。あの生足1本でヒロイン大勝利だもん。最高。