ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ただ、それだけでよかったんです

 

 

久々にラノベ読んでみっか、ととりあえず電撃大賞に手を伸ばして心底腹が立つ。

 

あのさ、本気でこの内容に大賞与えるべきだと思ってんの? 今更このレベルのスクールカーストの理解力とか話にならないと思うんだけど。ガガガ文庫が何年前に通り過ぎた場所なの? SNSとかネットを扱って集団バッシング行ったのが新しいとかもしかしたらそういうこと? あの薄っぺらな社会の描き方でオッケーなの? 本気で?
そもそも完璧超人を良いヤツに思えるエピソードがこれっぽっちも書けてないじゃないですか。土下座行脚が悪意の限界とか想像力が貧困過ぎるじゃないですか。社会の側に立つ校長の穴だらけロジックにさえ主人公跳ね返されてそういうものだと納得させられるなんて思索が全然足りないじゃないですか。
で、なんなのこの片方の真実を隠蔽するためだけに用意された「信頼できない語り手」。あんなストレスを溜めさせてまでその仕組みを作って極端に構造を歪曲させることで、読者を真実から遠ざける以外の何の効果があったの? 情報ねじ曲げりゃ何だって驚かせるでしょそんなん。問題はその向こうに何を描くかだよ。
 
「これはこういうものです」「彼はこう思います」って共感を全く持てない説明と全くその展開に納得できない論理で物語全体が構築されてて、もうなんていうかその、これに賞与える側の良識を疑うしかないよ。これ、誰のためにもならないよホントに。