ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アイアン・フィスト

アイアン・フィスト [Blu-ray]

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映画として基本的なところが欠けてるのがいきなりわかるOPで、なんかカッコいいオサレ感を出したいのはわかるけどタイミングが悪すぎ。アクション映画なのに肝心のアクションをぶつ切りにしてストレス溜めさせてどうすんだ。序盤の「どこに意識を合わせて映像を受け取れば良いのか」に対する意識も低すぎて、異世界であるのに場所の全体像を示すカットの少なさ・説得力のなさが致命的。
全体を通しても、「このシーンは何を表現すべきシーンか」というのが基本的に杜撰で、重要なシーンで背後に意識が行ったり手前に人が通ったりが頻出する。敵の立て方やストーリー運びもまあ、「なんとなく格好良さげ」で「強げ」な感じを伝えたいんだろうけど、それを演出できてるのはたぶん金剛とあとかろうじてふたり組くらいかなー。肝心のアイアンフィストの強さに関しては、まあ演出力で誤魔化すというプランだったのだろうけど、まあ当然説得力が足りなすぎたよねーというデキだと思う。