ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

これが「演出」なのだっ 天才アニメ監督のノウハウ

まず自らが問題解決の手本を示すこの本のスタイルは、どこかで聴いたことのある格言的鉄則や、個人が信奉する中途半端なドリルよりも、よっぽど効果を上げるんじゃないだろうか。こちらの予想を遙かに超えていく模範解答の存在価値たるや!
伝えたいことを絞り、技術よりも創作態度を叩き込むのだ、という姿勢が非常に好ましいし、何より随所にちりばめられたサービス精神に舌を巻く。この人の創った作品ならば、きっと面白くなるんだろうなあ、というのがハッキリわかる演出指南書。

映像関係は理論が整備されてるはずなので、そういう成分は別の本で補った方が良いのだろうなあ。